【2025年版】除湿機の除湿方式を徹底比較!選び方&おすすめモデルまとめ

家電製品の比較

今回は、除湿機を選ぶときに必ず悩む「除湿方式の違い」について、わかりやすく解説します。間違った方式を選んでしまうと、「思ったより電気代が高い…」「除湿力が弱い…」と後悔することになりかねません。

しっかりと除湿方式の違いを理解して、自分にぴったりの1台を選べるようにしましょう!

除湿機には3つの除湿方式がある

除湿機は、主に以下の3種類の方式に分かれます:

  • コンプレッサー式
  • デシカント式(ゼオライト式)
  • ハイブリッド式

それぞれに向いている季節や特徴があるので、順番に見ていきましょう。

1. コンプレッサー式|夏に強く、電気代が安い!

仕組み: 空気を冷やして水分を結露させ、除湿する方式。
メリット:

  • 電気代が安い
  • 気温が高い夏場に強い
  • 室温が上がりにくい

デメリット:

  • 冬場は除湿力が低下
  • 動作音が大きめ
  • 本体がやや重い

おすすめの人:
長時間使いたい方、夏場に活躍する除湿機を探している方。

コンプレッサー式除湿機のメカニズム

コンプレッサー式除湿機は、エアコンと同じ原理を使って空気中の水分を取り除くタイプの除湿機です。冷却・加熱のサイクルを利用して、湿気を水に変えて除去します。

仕組みをステップで解説!

  1. 湿った空気を吸い込む
     まず、室内の湿った空気を本体内部に取り込みます。
  2. 空気を冷却して結露させる
     空気は、コンプレッサーと冷却コイルによって冷やされます。このとき、空気中の水蒸気が結露し、水滴になります。
  3. 水を回収タンクにためる
     結露した水は水滴となって落ち、内部のタンクに回収されていきます。
  4. 乾いた空気を室内に戻す
     水分が取り除かれた乾燥した空気は、再び温められた後、室内に送り返されます。

このサイクルを繰り返すことで、部屋の湿度が効率よく下がっていくのです。


コンプレッサー式が得意なシーンとは?

この方式は気温が高いときに除湿能力が高まるという特徴があります。特に梅雨や夏場など、蒸し暑い時期には非常に高いパフォーマンスを発揮します。

また、ヒーターを使用しないため室温の上昇が少なく、電気代も比較的安いのがメリット。衣類乾燥や長時間の除湿にも向いています。

おすすめ機種:
シャープ CM-S100

  • 120分で洗濯物を乾燥
  • プラズマクラスターでニオイも抑制
  • 新型(CM-T100)と性能差なしで約2万円安く買えるお得モデル!

2. デシカント式|冬に強く、静音でコンパクト!

仕組み: 乾燥剤が空気中の水分を吸収し、ヒーターで蒸発・除湿。
メリット:

  • 冬でも除湿力が安定
  • 静音性が高い
  • コンパクトサイズが多い

デメリット:

  • 電気代が高い
  • 室温が上がりやすい

おすすめの人:
赤ちゃんやペットがいる家庭、冬に使いたい方。

デシカント式除湿機のメカニズム

デシカント式除湿機(別名:ゼオライト式)は、乾燥剤を使って空気中の水分を吸着し、ヒーターの力で水分を分離・排出する仕組みです。エアコンのような冷却機構を使わず、低温環境でも安定した除湿性能を発揮します。

仕組みをステップで解説!

  1. 湿った空気を吸い込む
     まず、室内の湿気を含んだ空気を本体内部に取り込みます。
  2. 乾燥剤が水分を吸着
     内部の乾燥剤(多くはゼオライト)が空気中の水分を吸着します。この工程で空気は乾燥されます。
  3. 乾燥剤をヒーターで加熱
     水分を吸った乾燥剤は、内蔵のヒーターによって加熱され、水分を蒸発させます。
  4. 蒸発した水分を冷やして水滴に
     加熱によって出た水蒸気は、別のパイプを通り、冷却器などで水滴に変わります。
  5. 水をタンクに回収し、乾いた空気を排出
     水滴は排水タンクに溜められ、乾燥した空気が室内に戻されます。

このようなサイクルで、空気中の水分をしっかりと取り除いていきます。


デシカント式が得意なシーンとは?

デシカント式は、気温が低い冬場でも高い除湿力を発揮するのが最大の特徴です。また、コンプレッサーを使わないため動作音が静かで、小型モデルが多い点もメリット。

赤ちゃんやペットがいる家庭、冬の部屋干しなど、静音性と安定した除湿力が求められる場面に特におすすめです。

ただし、ヒーターを使うため電気代がやや高め、そして室温が上がりやすい点には注意が必要です。

おすすめ機種:
シャープ CV-S60

  • 高さ約32cmで省スペース設計
  • 100分で衣類乾燥
  • 2024年モデルで性能は新型と同等ながら約1万円安く購入可能!

3. ハイブリッド式|オールシーズン使える高性能タイプ

仕組み: コンプレッサー式とデシカント式の“いいとこ取り”方式
メリット:

  • 季節を問わず除湿力が安定
  • 自動で最適運転し、無駄な電力をカット
  • 衣類乾燥にも強い

デメリット:

  • 本体価格が高め
  • サイズ・重量が大きくなりがち

おすすめの人:
1年中使いたい方、快適さや高機能を重視する方。

ハイブリッド式除湿機のメカニズム

ハイブリッド式除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式の2つの方式を組み合わせた高性能な除湿機です。季節や室温に応じて、それぞれの除湿方式を自動的に使い分けることで、1年を通じて快適な除湿を実現します。

仕組みをステップで解説!

  1. 室温や湿度をセンサーで判断
     本体に搭載されたセンサーが室内の気温・湿度をリアルタイムで感知します。
  2. 夏場(高温時)はコンプレッサー式で除湿
     気温が高い夏などは、コンプレッサー式をメインに稼働。空気を冷却して水分を結露・回収することで、省エネかつパワフルに除湿します。
  3. 冬場(低温時)はデシカント式で除湿
     寒い季節や室温が低いときは、デシカント式のヒーター&乾燥剤方式に切り替えて、気温の低下による除湿力の低下をカバーします。
  4. 自動で最適な除湿モードに切り替え
     室温に応じて自動的に方式を切り替えるため、常に効率の良い除湿運転が可能です。面倒なモード切替は必要ありません。
  5. 除湿された水分はタンクへ、乾いた空気は室内へ
     取り除かれた水分は排水タンクに集められ、乾燥した空気が室内に戻されます。

ハイブリッド式が得意なシーンとは?

ハイブリッド式除湿機は、「夏も冬も1台で使いたい!」という方に最適です。季節を問わず安定した除湿力を発揮し、衣類乾燥や結露防止、カビ対策まで幅広く対応できます。

また、高性能モデルでは電気代を抑えるための自動運転制御や省エネ機能も搭載されており、ランニングコストの低さと快適性のバランスを両立しています。

ただし、本体価格が高くなりやすいサイズや重量が大きくなる傾向がある点には注意が必要です。導入コストよりも「快適さ・1台で完結する便利さ」を重視する人にぴったりの除湿方式です。

おすすめ機種:
パナソニック F-YEX120B

  • 独自の省エネ技術「エコハイブリッド」で電気代大幅カット
  • 1時間あたりの電気代約7円(ハイブリッド式の中では驚異的)
  • 消臭機能「ナノイーX(48兆)」搭載で部屋干し臭や花粉も撃退!

3つの除湿方式の比較表

以下に「3つの除湿方式の比較表」を分かりやすくまとめました。

除湿機購入の参考にしてください。

特徴コンプレッサー式デシカント式(ゼオライト式)ハイブリッド式
除湿の仕組み空気を冷却して結露させて水分を除去乾燥剤に吸着→ヒーターで加熱→水分を除去気温に応じてコンプレッサー・デシカントを自動切替
適した季節夏(高温時)冬(低温時)オールシーズン
電気代◎ 低コスト× 高め(ヒーター使用のため)○ 機種により差あり(省エネ設計も多い)
除湿能力(低温時)× 弱い◎ 強い◎ 安定して高い
除湿能力(高温時)◎ 強い○ 普通◎ 安定して強い
運転音△ やや大きめ◎ 静か○ 中程度(モードにより変動)
本体サイズ△ 大きく重たいモデルも◎ 小型で軽量モデルが多い△ 大きめのモデルが中心
本体価格◎ 手頃◎ 手頃〜中程度× 高め
乾燥スピード◎ 速い○ 普通◎ 速い
その他特徴低ランニングコスト、主流モデルが多い音が静か・赤ちゃんやペットのいる家庭に◎全季節対応・高性能・省エネ機能充実

おすすめの使い方まとめ

使用シーン最適な方式
夏の湿気・カビ対策にコンプレッサー式
冬の結露・衣類乾燥にデシカント式
季節を問わず快適な除湿をしたいハイブリッド式
静かな運転を重視したい(赤ちゃんやペットがいる)デシカント式
電気代を節約しながら除湿したいコンプレッサー式
部屋干しを1年中効率よく行いたいハイブリッド式

まとめ

こんな方におすすめ!最適な方式主な理由
夏にしっかり除湿したい/電気代を抑えたいコンプレッサー式高温環境での除湿力が高く、省エネ性能も優秀
冬に使いたい/静かな運転音が欲しいデシカント式(ゼオライト式)低温でもしっかり除湿でき、運転音が静か
一年中使いたい/機能性も重視したいハイブリッド式季節に応じて最適な方式に自動切替。1年中快適&高性能

選ぶポイントの早見チェック

  • 電気代を抑えたい → コンプレッサー式
  • 音が静かな方が良い → デシカント式
  • 寒い時期にも使いたい → デシカント式 or ハイブリッド式
  • 部屋干しが多い → ハイブリッド式が最も安定&おすすめ
  • 初期費用を抑えたい → コンプレッサー式 or デシカント式の型落ちモデル

コンプレッサー式|シャープ CM-S100

✅ 片落ちモデルで約2万円も安い!
✅ 120分で洗濯物が乾くハイパワー
✅ シャープ独自の「プラズマクラスター」でニオイ対策も◎
お得に手に入る!CM-S100の商品ページを見る

デシカント式|シャープ CV-S60

✅ 高さ32cmの超コンパクト設計でどこでも置ける!
✅ 音が静かで夜間・赤ちゃんの近くでも安心
✅ 片落ち価格でなんと約2万5,000円!
静音&省スペース!CV-S60をチェック

ハイブリッド式|パナソニック F-YEX120B

✅ 新技術「エコハイブリッド」で電気代約7円/h
✅ 花粉・菌・ニオイも抑える「ナノイーX」最上位モデル
✅ 1台で夏も冬も快適除湿!
ハイスペック除湿機ならコレ!F-YEX120Bを見る

タイトルとURLをコピーしました